ロボット掃除機の買い替えで、私はこの2台に絞りました。Roborock Qrevo Edge 2 Flowは2026年11月18日発売で予約を受け付けている新モデル、Eufy Omni E35は一般販売が11月17日に始まるAnkerの新モデルです。希望小売価格199,000円と通常価格199,900円で、定価の差はわずか900円。吸引力も水拭きの方式もよく似ているため、選び分けは価格以外のところで決まります。
先に要点をまとめます。
- 本体の高さはQrevo Edge 2 Flowが8.98cm、E35が11.6cm。家具の下へ入れる範囲が変わります
- ステーションの自動化は、E35が洗剤の自動投入まで担い、Qrevoは汚れを見分ける再洗浄と最長65日間のゴミ収集が軸です
- 価格は、E35の初回限定価格が11月12日まで続く期間だけ大きく開きます。期限を過ぎれば定価の900円差に戻ります
共通の土台、35,000Paの吸引力と走行中に洗うローラーモップ
2台の土台は共通です。最大吸引力はどちらも35,000Paで、水拭きはどちらもローラーモップが走行中に自分を洗いながら進む方式です。きれいな水で拭き続ける仕組みが両方にあり、モップを何度も交換しながら拭くタイプとは別物です。障害物の認識も、どちらも280種類以上の物体を識別するAIを積んでいます。
吸引力の数値は、メーカーの社内試験に基づく上限値です。Qrevo側はIEC規格に沿った条件で測った値を公表し、E35側は本体にサイクロンを積んで吸引したゴミを遠心力で分ける設計を取ります。数値が同じでも中身の作りは違うため、この記事では吸引力を選び分けの軸にしません。違いが出るのは、隅への届き方と、ステーション側でどこまで自動化するかです。

価格の考え方、定価は900円差でもE35の初回価格が期間内の差を作る
Qrevo Edge 2 Flowはオープン価格で、希望小売価格は199,000円です。予約を受け付けている公式販売店は、ソフトバンクセレクション、楽天市場、Yahoo!ショッピングのいずれも同じ価格で並んでいます。E35の通常価格は199,900円で、定価どうしを並べると差は900円しかありません。
ただし、買う日によって実質の差は変わります。E35には公式ストアの初回限定価格129,900円があり、期間は2026年11月12日までです。Amazonでも注文の確定時に35%の割引が付くため、期間内はQrevoとの差が69,100円まで開きます。逆に言えば、11月13日以降は初回価格が終わり、差は定価の900円に戻ります。発売日もQrevoが11月18日、E35の一般販売が11月17日と1日違いで、手に入る時期はほぼ同じです。価格で決めるなら「いつ買うか」が先に来る2台です。
Qrevo Edge 2 Flowの届く範囲、高さ8.98cmの本体と隅まで届くブラシ
Qrevo Edge 2 Flowの特徴は、本体の薄さと隅への届き方です。本体の高さは8.98cmで、測位用のセンサー部分が格納式になっています。低い家具の下では本体の前方がわずかに動き、高さ8.98cmまでの空間に対応します。私の家ではソファ下の高さが約10cmしかなく、高さ11.6cmのE35は入りません。この1点で、私は先にQrevo側へ傾きました。
隅の掃除では、右側のサイドブラシが回転方向を自動で逆に切り替えます。部屋の隅を検知すると向きを変えてゴミをかき出す仕組みで、前モデルのQrevo Curv 2 Flowと比べて四隅の清掃カバー率が最大30%広がりました。メインブラシは中央で2つに分かれたゴム状の構造で、髪の毛やペットの毛が絡みにくく、毛絡み対策は第三者機関の認証も取っています。
水拭きのローラーは幅270mmで、毎分最大240回転、最大15Nの力で床へ押し付けます。給水ポイントは16か所に増え、ローラー全体へ均等に水が回ります。壁際ではローラーが最大44mm伸びて、壁際10mm未満まで拭き取ります。カーペットを検知するとローラーを最大15mm持ち上げ、専用のシールドで覆って濡らさないようにします。
ドック側の自動化は、汚れの見分けが軸です。カメラが汚れの種類を判別し、粉状の汚れでは吸引力を高め、液体の汚れでは水拭きへ切り替えます。モップの洗浄中にも汚れ具合を検知して、洗い直しや追加の水拭きを自動で行います。ゴミの自動収集は最長65日間分で、水は本体のタンクへ自動で補充されます。モップの洗浄には75℃の温度を使い、乾燥は63℃の温風です。ただし、これはドック内部で測った温度で、洗浄水そのものの温度ではありません。

気になるところも書いておきます。Qrevoの水拭きは水が基本で、洗剤の自動投入はありません。乾いてこびりついた汚れは水拭きだけで落とし切れない場面があり、スプレーでゆるめてから任せる使い方が現実的です。アプリの連携は手厚く、音声アシスタント内蔵でWi-Fiがなくても声に応答し、MatterやAlexa、Google Homeにも対応します。ペットを認識すると近づいたときにブラシを止める機能もあり、ペットのいる家では安心材料になります。
E35の任せられる範囲、洗剤の自動投入まで自動化したステーション
Eufy Omni E35の強みは、ステーションへ任せられる範囲の広さです。ゴミの収集、モップの温水洗浄と温風乾燥に加えて、洗剤の自動投入まで自動です。洗剤を切らさない限り、水拭きのたびに洗剤入りの水で回せます。本体側でも、モップは走行中に自分で洗い続け、壁を検知すると最大32mm伸びて壁際まで届きます。加圧は1.6kgで、Qrevoの15Nとほぼ同じ水準です。単位の表記が違うため、数字の大小では比べません。
E35にも弱点はあります。本体の高さが11.6cmあるため、ソファやベッドの下に十分な空間がない家では入りません。公式ストアの案内には、高さ約12.6cm未満の空間には入らないとの注意書きがあります。家具の下まで任せたい家では、この高さが最初の関門になります。予約は数量限定で、一般販売は2026年11月17日からです。
仕様の並び、モップリフト15mmと11mmの差はカーペットの厚みで判断
| 項目 | Qrevo Edge 2 Flow | Omni E35 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 希望小売価格199,000円 | 通常価格199,900円(公式ストア初回限定129,900円・11月12日まで) |
| 発売 | 2026年11月18日(予約受付中) | 一般販売2026年11月17日(予約受付中) |
| 最大吸引力 | 35,000Pa | 35,000Pa |
| 水拭きの方式 | ローラーモップ(走行中に洗浄) | ローラーモップ(走行中に洗浄) |
| モップの壁際の伸長 | 最大44mm | 最大32mm |
| モップリフト | 最大15mm(シールドで覆う) | 11.0mm |
| ステーションの自動化 | ゴミ収集・モップ洗浄・温風乾燥・自動給水 | ゴミ収集・温水洗浄・温風乾燥・洗剤自動投入 |
| 障害物の認識 | Reactive AI(280種類以上) | AI.See 3.0(280種類以上) |
| 本体のサイズ | 352×353×89.8mm | 約32.6×36.0×11.6cm |
| ドック/ステーションのサイズ | 402×470×451mm | 約37.0×44.7×41.1cm |
| Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHzのみ |
| 保証 | 1年間 | 18か月(会員登録で6か月延長) |
| 型番 | QE2F02-04 | T210M511 |
表で差が大きいのは、本体の高さとステーションの自動化の範囲です。モップリフトは15mmと11.0mmで、カーペットの毛足が厚い家ではQrevo側に余裕があります。逆に、洗剤の自動投入はE35だけの装備です。障害物の認識はどちらも280種類以上で、数値の上では互角です。ここでも優劣は付けず、家の条件に合う方を選ぶ材料にしてください。
置き場所と接続の条件、ドックの高さ45.1cmとWi-Fiの帯域
置き場所はQrevo側が条件になります。ドックは幅402mm×奥行470mm×高さ451mmで、E35のステーションより一回り大きく、高さで約4cm上回ります。棚の下や低い家具の脇に置く計画なら、高さ45.1cmの置き場を用意できるかを先に測ってください。本体は薄くても、ドックが入らなければ設置できません。
接続はQrevoが2.4GHzと5GHzの両方に対応し、E35は2.4GHzのみです。自宅のルーターで2.4GHz帯を分けていない家や、5GHz側に寄せている家では、Qrevoの方がつなぎやすい場面があります。保証はE35が18か月で会員登録による6か月の延長があり、Qrevoは1年間です。長く使う前提では、この差も材料になります。
選び分けの結論、家具下の高さと水拭きの任せ方で決める
- 家具の下へ入れる範囲を広げたい家、隅の掃除を重視する家はQrevo Edge 2 Flowです。本体8.98cmの薄さと、回転方向を切り替えるサイドブラシが差になる場面です。ただしドックの置き場所は高さ45.1cmを確保してください
- 水拭きの手間をできるだけ減らしたい家はE35です。洗剤の自動投入まで任せられ、保証も長めです。家具の下の高さが12.6cm以上ある家が前提になります
- 11月12日までに買うなら、価格ではE35が大きく先行します。期限を過ぎて定価どうしで比べるなら、差は900円まで縮み、条件で選ぶ勝負に戻ります
私なら、期限の内側で買うならE35を選びます。7万円近い差は、条件の違いより大きく響くからです。期限を過ぎてから買うなら、家具の下へ入れるQrevo Edge 2 Flowを選びます。どちらも発売直後の予約が前提のモデルなので、置き場所と家具下の高さを測ってから、条件に合う方を予約してください。
※本記事は2026年11月8日時点の情報で記載しています。
出典・参考
- Beijing Roborock Technology プレスリリース(PR TIMES、2026年11月4日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000085581.html
- Roborock公式製品ページ「Roborock Qrevo Edge 2 Flow」https://jp.roborock.com/pages/roborock-qrevo-edge-2-flow
- 楽天市場 ROBOROCK JAPAN DIRECT「Roborock Qrevo Edge 2 Flow」製品ページ https://item.rakuten.co.jp/roborockjapandirect/6936905907769/
- Yahoo!ショッピング ROBOROCK JAPAN DIRECT「Roborock Qrevo Edge 2 Flow」製品ページ https://store.shopping.yahoo.co.jp/roborockjapandirect/6936905907769.html
- トレテク!ソフトバンクセレクション「Roborock Qrevo Edge 2 Flow」製品ページ https://shop.softbankselection.jp/item/6936905907769.html
- Eufy公式ストア「Eufy ロボット掃除機 Omni E35」製品ページ https://www.ankerjapan.com/products/t210m5
- Anker Japan プレスリリース「新生活応援セール」(PR TIMES、2026年11月5日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000475.000022080.html


