DJI Osmo Action 6とAction 5 Proの違いを比較|可変絞りとスクエアセンサーで選ぶ、買うべき人と待つべき人

DJI Osmo Action 6とAction 5 Proの違いを比較|可変絞りとスクエアセンサーで選ぶ、買うべき人と待つべき人 ガジェット

目次
  1. 可変絞りが決め手。明るい場所では絞り、暗い場所では開く
  2. 正方形センサーが決め手。縦動画のためにカメラを倒さない
  3. 価格と位置づけで選ぶ。3機種の比較表
  4. 気になる点は3つ。価格と絞りの操作性、記録メディア
  5. こんな人にはAction 6、こんな人には別の選択肢

DJIのアクションカメラ「Osmo Action 6」は、アクションカメラとして初めて可変絞りを載せたモデルです。センサーも正方形に変わり、横動画と縦動画をカメラの向きを変えずに撮り分けられます。

結論を先に書きます。初めてアクションカメラを買う人と、夜や水辺の撮影が多い人にはAction 6が本命です。Action 5 Proを使っている人は、絞りと縦動画に強いこだわりがなければ買い替えを急ぐ必要はありません。 進化の中心は画質の作り方にあり、防水とバッテリーの基本性能は前モデルと同じ水準です。

この記事の要点
  • 良い点:DJI初の可変絞りで、明るい場所と暗い場所の両方に対応しやすくなった。正方形センサーで縦動画も横と同じ解像感で撮れる
  • 気になる点:絞りは細かく手動で刻む操作ではない。価格は前モデルより上がった。8Kには画角や手ぶれ補正の条件が付く
  • 価格:スタンダードコンボは公式ストアとAmazon.co.jpで販売中です
DJI Osmo Action 6 スタンダードコンボ 61,270円(税込)

カードの価格はDJI公式ストア日本の表示です。アドベンチャーコンボは77,440円(税込)で、予備バッテリー2個や延長ロッドなどが付きます。

可変絞りが決め手。明るい場所では絞り、暗い場所では開く

Action 6の最大の違いは、絞りがf/2.0からf/4.0まで変わる点です。従来のアクションカメラは絞りが固定で、明るさの調整を感度やシャッター速度に頼る作りでした。Action 6は明るい屋外では絞って白飛びを抑え、暗い場所では開いて光を取り込みます。昼の海と夜のキャンプを同じ1台で撮る人ほど、恩恵が分かりやすい仕様です。

Osmo Action 6のレンズ部

ただし、絞りの操作はカメラの絞りを自分で細かく刻む方式ではありません。オートモードで絞りの範囲を指定する操作が中心で、効き方を選ぶ形です。絞り優先で1段ずつ追い込みたい人は、ミラーレスやコンデジの操作感を期待しない方がよいです。アクションカメラの手軽さを残したまま、明暗差への対応力を上げたモデルと捉えるのが妥当です。

正方形センサーが決め手。縦動画のためにカメラを倒さない

センサーは1/1.1インチの正方形です。横動画の4Kに加え、4Kカスタム(3840×3840)で撮影し、後から横用と縦用に切り出す使い方ができます。縦動画を撮るためにカメラを横倒しにし、マウントを付け替える手間が要りません。旅行の記録を横動画と縦動画の両方で残したい人には、実用的な違いです。

動画の上限は8K(16:9)まで対応します。8Kでは画角や手ぶれ補正の選択肢に条件が付くため、常用の画質は4Kと考えるのが無理がありません。手ぶれ補正はRockSteady 3.0系で、歩き撮りのブレを電子式に抑えます。

価格と位置づけで選ぶ。3機種の比較表

公式ストア価格と位置づけで、3機種を並べます。

機種公式ストア価格(税込)位置づけ決め手
DJI Osmo Action 6 スタンダードコンボ61,270円最新のフラッグシップ可変絞りと正方形センサー、ケースなしで水深20m防水
DJI Osmo Action 5 Pro スタンダードコンボ50,600円前モデルのフラッグシップ価格を抑えてDJIの上位機が欲しい人向け
GoPro HERO34,800円GoPro最小の4K入門機とにかく軽く安く、4Kの記録から始めたい人向け

Action 6のスタンダードコンボは、Action 5 Proの同等セットより10,670円高いです。この差額で買うのは、絞りと正方形センサーです。防水やバッテリーの基本性能だけで選ぶなら、前モデルの方が安く済みます。逆に、夜の撮影や縦動画が多い人は、差額を払う価値があります。私が前モデルから乗り換えるかどうかも、結局はこの2点で決まります。

気になる点は3つ。価格と絞りの操作性、記録メディア

まず、価格です。フラッグシップの買い替えとしては、前モデルより1万円超の上乗せになります。セールやセット割引を待てる人は、急いで買う理由は薄いです。

次に、絞りの操作性です。先に書いたとおり、細かい手動操作を期待すると肩すかしになります。自動で明暗に対応してくれる便利さとして評価するのが合っています。

最後に、記録メディアです。内蔵ストレージは利用可能分が50GBあり、カードがなくても撮り始められます。長時間の旅行や連日の撮影では、microSD(最大1TB対応)の併用を前提に考えるのが安全です。バッテリーは1950mAhで、公称駆動時間は240分ですが、これは1080p・手ぶれ補正オン・画面オフなどの測定条件付きの数値です。4Kや8Kの撮影では短くなるものとして計画してください。

充電ハブに入れた1950mAhバッテリー

こんな人にはAction 6、こんな人には別の選択肢

  • 初めてアクションカメラを買う人:Action 6のスタンダードコンボが本命です。現行世代の仕様で、夜と縦動画の両方に対応できます。
  • Action 5 Proを使っている人:電池やマウントに不満がなければ、買い替えは急がなくてよいです。絞りと縦動画へのこだわりが強い場合だけ、乗り換えの理由になります。
  • 予算を抑えて4Kから始めたい人:GoPro HEROが買い先です。Action 6とはクラスが違うため、防水やセンサーの性能を同列に比べない方がよいです。
  • 長時間の水中撮影や高水圧の環境で使う人:防水ケースの併用を前提にしてください。ケース使用時の防水は水深60mまで対応します。

私なら、初めての1台として人に勧める先はAction 6にします。夜の撮影と縦動画の両方を1台でこなせる点が、前モデルとの決定的な違いだからです。Action 5 Proの電池が元気なうちは、セールで差額が縮まるのを待つのも賢い選び方です。

DJI Osmo Action 6 スタンダードコンボ 61,270円(税込)

※本記事は2026年11月4日時点の情報で記載しています。

出典・参考

ガジェット #アクションカメラ

この記事を書いた人

伊藤 大輔

在宅ワーカー・ガジェット好き。在宅ワーク歴5年以上。デスク環境や充電器、キーボードなど、仕事道具にはついお金をかけてしまいます。カタログの数字より、実際に使った感覚を大事にしています。