新型Apple TV 4K(第4世代)の予約前ガイド|49,800円の値上げとSiri AIの日本語未対応で判断する

新型Apple TV 4K(第4世代)の予約前ガイド|49,800円の値上げとSiri AIの日本語未対応で判断する ガジェット

目次
  1. 値上げの内訳を見る。同じ容量で比べると5,000円増
  2. A19で速くなり、通信は全部入り。Wi-Fi 7とBluetooth 6
  3. 探せるリモコンと、HomePod 4台のサラウンド
  4. 変わらない点。映像の土俵とリモコンの形
  5. Siri AIは英語から。日本で使えない機能を先に知る
  6. 他の選択肢と比べる。スティック型とGoogleのボックス
  7. こんな人には買い、こんな人には待ち

Appleは10月13日、新しいApple TV 4K(第4世代)を発表しました。価格は49,800円(税込)で、予約は始まっており、発売は11月13日です。第4世代はA19チップを載せ、リモコンが「探す」に対応し、HomePodを4台使ったサラウンドにも対応します。一方で構成は128GB・Ethernet付きの1種類だけで、Siri AIは発売時点で日本語に対応しません。

Apple TV 4K(第4世代)128GB 49,800円(税込)

結論を先に書きます。テレビの音をHomePodで固めたい人と、リモコンをよく見失う人には買いです。Siri AIの日本語対応を目当てに買う人は、対応が発表されてからで遅くありません。 値上げの分は、通信とリモコンとサラウンドの全部入りに払う形です。

この記事の要点
  • 良い点:Appleの公表では、A19は前世代よりCPUが最大50%、GPUが最大2倍速い。Wi-Fi 7・Bluetooth 6・Thread・ギガビットEthernetを全部載せた。リモコンを音で探せる
  • 気になる点:構成は1種類だけで、64GBの安い選択肢が消えた。Siri AIは発売時点で日本語に対応しない
  • 価格:Apple StoreとAmazon.co.jpで予約受付中。発売は11月13日です

値上げの内訳を見る。同じ容量で比べると5,000円増

前モデルの第3世代には、64GBのWi-Fiモデルと128GBのWi-Fi+Ethernetモデルの2つがありました。2026年6月の値上げ後の価格は、64GBが34,800円、128GBが44,800円でした。新型はEthernet付きの1構成だけで、同じ容量・同じEthernet付き同士で比べると5,000円の値上げです。

ただし入口の値段で比べると、差はもっと大きく見えます。64GBの安い選択肢が消えたため、Apple TV 4Kを買うための最低価格は、前モデルの入口だった34,800円から大きく上がりました。新型は「全員に上位構成を買わせる」作りです。安いスティック型で十分な人は、そもそもApple TV 4Kの買い手ではありません。テレビ周りをAppleで固める人だけが、この値段を払う意味があります。

A19で速くなり、通信は全部入り。Wi-Fi 7とBluetooth 6

A19チップの性能は、Appleの公表では前世代と比べてCPUが最大50%、GPUが最大2倍です。Appleはメニュー操作の反応とアニメーションが滑らかになるとしており、AV1形式の動画デコードにも専用で対応します。Appleは、このデコーダで少ない帯域幅でも高品質なストリーミングが可能になるとしています。

通信はWi-Fi 7とBluetooth 6に進み、ThreadとギガビットEthernetも全モデルに付きます。前モデルではThreadとEthernetは128GBモデルだけの機能でした。スマートホームのハブとして使う人には、この全部入りが実用的な違いです。対応ドアベルの通知をテレビに表示し、ドアの解錠などの操作も視聴を中断せずに行えます。

探せるリモコンと、HomePod 4台のサラウンド

付属の新しいSiri Remote(第4世代)は、「探す」に対応しました。正確な場所の特定と、リモコンから音を鳴らして探す機能が付きます。ソファの隙間にリモコンが沈む家ほど、恩恵が分かりやすい変更です。正確な場所の特定には、最新のiOSを搭載したiPhone Duo、iPhone Air、またはiPhone 17以降(iPhone 17eを除く)との組み合わせが条件です。

音の側では、HomePod mini 2またはHomePod(第2世代)を4台組み合わせたサラウンドに初めて対応します。Appleは、4台のスピーカーが部屋の中での位置を認識し、音のタイミングと音量を自動で整えると説明しています。ただし前後で揃えたペア構成が条件です。HomePodを2台持っている人は、あと2台を買い足すかどうかが判断の分かれ目になります。

HomePod mini 2とApple TV 4K(第4世代)
HomePod mini 2とApple TV 4K(第4世代)の実機

変わらない点。映像の土俵とリモコンの形

対応する映像は4KのドルビービジョンやHDR10+で、映像の土俵は前モデルと同じです。Siri Remoteの形も、使い慣れた従来のデザインのままです。変わったのは中身の速さと通信、リモコンの探す機能とサラウンドの広がりで、テレビにつないで使う日常の操作感は前モデルから地続きです。

Siri AIは英語から。日本で使えない機能を先に知る

新型の目玉として米国で案内されているSiri AIは、tvOS 27.2のベータ機能として、発売時点では英語・8か国からの提供です。日本語への対応時期は発表されていません。本体の遠距離マイクによるハンズフリーの呼びかけも、対応言語に日本語は含まれていません。日本語版の発表文には該当の節がなく、日本の仕様ページにも本体マイクの行がありません。

Siri AIの検索画面を表示したテレビ
Siri AIの検索結果画面

つまり日本での新型は、Siri AIの新しさではなく、速さと通信とリモコンとサラウンドで買う製品です。Siri AIの日本語対応を目当てにする人は、対応が発表されてから買っても遅くありません。とならずむは、このベータが第2世代以降の旧モデルにも届くと報じています。新型でなければ使えない機能でもありません。

他の選択肢と比べる。スティック型とGoogleのボックス

テレビで配信を見るだけなら、もっと安い選択肢があります。Fire TV Stick 4K Maxはスティック型で、Amazon.co.jpでは10,980円(税込、スマイルSALE価格・2026年11月4日確認)です。Wi-Fi 6Eに対応し、映像は4Kとドルビービジョンに対応します。本体にEthernet端子はなく、通信は無線が前提です。

据え置き型のGoogle TV Streamerは、Google Storeで24,500円(税込)です。Ethernet端子とThreadを内蔵してスマートホームのハブにもなり、リモコンには音を鳴らして探す機能もあります。ただしWi-Fiは802.11ac止まりで、通信の新しさではApple TV 4Kに及びません。

Apple TV 4Kは、この3つの中でいちばん高い買い物です。差額で買うのは、HomePodとのサラウンド、Apple Homeのハブとしてのまとまり、A19の速さです。iPhoneもHomePodも持っていない家なら、上の2つの方が割に合います。

こんな人には買い、こんな人には待ち

  • HomePodでテレビの音を固めたい人:買いです。4台サラウンドは新型だけの対応で、音に投資する理由がはっきりしています。
  • リモコンをよく見失う人:買いです。音で探せるリモコンは、毎日の小さなストレスを直接減らします。
  • スマートホームのハブとして使いたい人:買いです。ThreadとEthernetが全モデルに付いたため、ハブ用途の制約が消えました。
  • Siri AIの日本語対応を目当てにする人:待ちです。対応時期が発表されてから判断するのが筋です。
  • 第3世代を使っていて不満がない人:待ちです。速さと通信の進化だけでは、買い替えの理由として弱いです。
  • 安いスティック型で十分な人:Apple TV 4K自体が買い先ではありません。Fire TV Stick 4K Maxなど、安い選択肢で十分です。

私なら、HomePodを2台持っている人には新型を勧めます。あと2台を買い足してサラウンドを広げるか、2台のまま使うかは予算次第ですが、探せるリモコンと全部入りの通信だけでも、旧モデルから乗り換える理由になります。Siri AIの日本語対応だけを待つ人は無理に今買う必要はありませんが、音と通信で選ぶ人には、今の予約が正解です。

Apple TV 4K(第4世代)128GB 49,800円(税込)

※本記事は2026年11月4日時点の情報で記載しています。

出典・参考